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27 May

救急搬送!?

はっと目覚めると、狭い空間の中にいた。何故か寝かされていて、知らない人や、テレビでしか見たことのない異質な機械に囲まれていた・・・。
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今朝の日経新聞に、こんな記事が載っていた(クリックで拡大できます)。

 
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あれは10年ぐらい前の夏のような昼下がりの出来事。GW前の週末に皇居で開催された、FITチャリティ・ラン(Financial Industry in Tokyo for Charity Run)に、当時勤めていた会社が協賛。

外資系の金融機関はチャリティに積極的だったりして、自分が所属していた部署からも多くの社員が参加。チャリティではあるものの、タイム計測ありで、会社間の競争、社内間・部内間の競争でもあり、こういうイベントには無条件で本気になる連中(笑)に触発され、当時ろくに運動もしていないのに、学生の頃はサッカー部だったし、まだまだ若いし、まぁ何とかなるだろうと軽く考えていて、10kmレースをガチで走っていた。

外資は個人成果主義とよく言われていたが、各社コーポレートカラーのTシャツを着ているので、否が応でも、一致団結の心が芽生え、あの色(会社)だけには負けるな!とのプレッシャーがあったり。バイタリティがあると言えば聞こえはいいが、他人を蹴落としてでもと血気盛んな連中が皇居を「競走」する。今思えば、「他人に勝つ」ことだけを目的として走った最初で最後のレースかもしれない。

ペース配分なんてまるで考えていない。とにかく負けないように走る、これだけ。独身だったし、ちょっとカッコいいとこ見せつけたいという気持ちもあったことは否定できない(笑)。
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意識が戻った時、僕は救急車の中にいた。何が起こったのか、何が起きているのか、状況を把握するのにそれほど時間はかからなかった。

搬送先の病院につき、直ぐにICU(集中治療室)に運び込まれた。緑色の手術着を着てマスクをした医者や看護師数人が待ち構えていた。幸い、気絶状態から回復し、意識もしっかりしていたので、それほど切羽詰った雰囲気ではなかった(と思う)。診察台に移動し、点滴をされ安静にしている状態で、特に何か外科的な処置がなされたような記憶はない。

それより、「やっちまった」感が半端なく、後悔・挫折・意気消沈・自責の念に駆られ、今抱えているプロジェクトはどうなるんだ・・・、チャリティイベントでこんな迷惑をかけて、そもそもクビか・・・と真剣に悩んだことは、よく覚えている。

ちょっと気を失って倒れて意識を無くした程度にしか捉えておらず、とにかく仕事のことが気がかりだったので、主治医から即入院を告げられた時は驚いた、というか、やはり腑に落ちていなかったのだろう。幸いに外傷は全くないし意識もはっきりしているので、当然のように数日程度での退院を想定した僕に対し、主治医は血液検査の結果を僕に見せながら諭すように説明された。事の重大性を認識せざるを得なかった。健康診断でよくある「基準値」の範囲から大きく逸脱している数値が並んでいて、体内の臓器、特に肝臓や腎臓などで臓器障害が引き起こされ、点滴で徐々に臓器を修復・治癒するために数週間の安静が必要とのことだった。

付き添いで救急車に乗ってくれた会社のチャリティ担当者が目撃者から聞いた話では、僕はフラフラとよろめきながら草むらに倒れ込んだらしい。痙攣を起こし口から泡吹いていて、直ぐに救急車が呼ばれた。給水所なんてなかったから、1周した時点で後輩が用意してくれたペットボトル(なぜか2Lの大きいやつ)を掴み取り少し飲んだことは覚えている。意識を失う前後のことは全く記憶がない。
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結局、約10日間の入院だった。1日24時間の点滴生活。寝ている間も看護師さんが交換してくれていた。どこもケガをしていないし、食欲は普通にあるので、安静にしていなければいけないのがとにかく苦痛だった。

毎日のように血液と尿検査を行い、数値が正常範囲に戻って、予定より早く退院できたのはよかった。何より、ちょうどGWに重なったので、仕事にそれほど穴をあけなくて済んだことが不幸中の幸いだった。
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今思えば、最悪な事態にならなくて本当に幸運だったと思う。その時かけていたメガネが見つからなかったこと以外、打ち所が悪かったわけでもなく、後遺症もないし、今こうして、マラソンを楽しめているのはひょっとしたら奇跡なのかもしれない。

水分補給や熱中症対策、タイム云々の前の基本中の基本。二度と同じミスをしないよう、自戒の意味も込めて長い文章を書いてみた。

 
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