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23 November

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08 December

湘南にサンタがやってきた!?

日曜日、5年連続参加となる第10回湘南国際マラソン走ってきました。

湘南は初マラソン、初サブスリーの思い出深いレース。これまで11月3日に開催されたこの大会、今年は12月7日。自己ベストとなる53分台を出し完全燃焼できたつくばマラソンの2週間後なので、ファンランとしてサンタクロースの格好で走りました。

無謀にも、そのフル装備仕様の格好でサブスリーを目指すも、残念ながら3時間3分28秒。給水スタッフ、ボランティア、沿道の多くの方々から大声援を受け、僕としても楽しく走ることができ、また多少なりともエンターテイメントを提供できたのであれば、やってよかったと思います。まぁ、走っている最中は激しく後悔しましたが(笑)。

それでは、レポートです。
 
【 前日 】
当日移動も可能ではあるものの、そうすると3時頃の起床、2時間以上の移動となるので、毎度のことながら前泊。小田原のビジネスホテルに夕方チェックインした後、ゲン担ぎで、餃子の王将にて5年連続、同じようなメニューの食事。今回は餃子2枚セット+ミニチャーハン。
ホテルに戻る前に朝食の買い込み。近くのコンビニ2店でバナナが売り切れていた。店員さんからすると、年に1回起きるこのような状況に???な気分なんだろう。スーパーでゲットできたので一安心。黒いかたまりは胡麻のおはぎ。


【 当日 】
4:30頃起床。朝食を食べ、熱いコーヒーを飲み、5:50の小田原発の電車に乗り込む。それにしても冷え込んで寒い。この時間なら全然座っていける。15分ほどで二宮駅に到着。そこから会場までは惜しまずタクシー。いつもなら居合わせた人と乗合で行くけど、今回は前客が3人組、後客が2人組。自分から声をかけると便乗させてほしいとの意思表示になるので気が引け、一人で乗車。それでも1,000円ちょっとなので、シャトルバスに並ぶ時間を考えたら効率的。

【 スタートまで 】
6:30頃会場入り。いつものようにテント設営。赤飯おにぎりとバナナ2本を食べ、トイレが空いているうちに済ませておく。朝日が眩しい。

とにかく風が強い。ペグで止めていても地面が柔らかいため、強風にあおられテントが吹き飛ばされそうになる。軽くアップしストレッチ。そして、仕込み。ドンキで買ったサンタのコスチューム。もちろん小さい子供のために家族行事用に購入したわけだけど、実は4年前の江東シーサイド・ハーフマラソンで着用したことがある。前日に東京マラソン主催のハーフを当時のPBで走ったので、ファンラン。仕込みというのは、当然走るようには作られていないので、ゆったりとした袖口を安全ピンでとめたり、帽子の白いボンボンが走る際に揺れて煩わしいので、これも安全ピンでとめたり、ベルトの内側にジェルを両面テープで張り付けたり、などなど。

8時頃、Aブロックの待機エリアに移動し、少しだけアップ。ほどなくして、バイパス上のスタート位置まで移動となり、さすがにこの格好なので、遠慮してAブロック最後列へ並び移動する。すると事件発生。既に交通規制されている反対の下り車線にパトカーや消防車が次々とやってきて、消防隊員はボンベを背負っている。全く状況が分からないが、恐らくCかDブロック辺りの真横で、何かが起きていた。スターターを務める徳光さんから、「事件か事故」があったことを知らされ、警察の指導によりスタートも遅れるとのこと。徳光さんが「日曜なのに火曜サスペンス劇場が起こってしまいましたが…」というような、場を和ませるアナウンスをし、バンド演奏で間をつないでいると、突然「あと1分半でスタートします」と。ちょっとバタバタしたものの、結局5分遅れの9:05にフルマラソンがスタート。

目標は3時間をちょっと切るぐらいを目指し、ペース4'13~15のイーブンで。

【 ~10km: 42:14、平均ペース4'13 】
待っている間はすこぶる寒かったものの、走り出すと体も温まり、むしろ(こんな恰好をしているので)蒸し暑く感じた。脚が重いわけでもない。とにかく息が上がるし、喉も乾く。それでも「あ、サンタさんだ~」「サンタ頑張れ!」と、想定以上の反響で、手を振り返すと喜びの表情を浮かべてもらえて、嬉しい気持ちでいっぱいになる。

【 ~20km: 42'14、4'13 】
距離表示が?な区間もあったけど、淡々とラップを刻む。裾の白いフワッとした部分にシューズが引っかかりそうになるのが辛い。髭が鼻の穴をチロチロかすめるのが煩わしい・・・。沿道の応援は確かに嬉しいが、やっぱり走りにくいのでサンタの格好をしたことを後悔し始める。それでも、復路で待つ給水ボランティアから、「サンタさ~ん、待ってるからね!」なんて黄色い声援を受けると頑張れちゃう。

【 ~30km: 43'03、4'18 】
ハーフ地点の計測はないが、手元の時計では1時間29分台。寒くはないがサンタには白い手袋が必要だと思い、暑いのでこれも曲者。ペースも段々落ちてきた。「サンタ、メチャクチャ速いね」とか「サブスリーペースだよ」という話声が聞こえてくると、またまた嬉しくなる。トナカイの被り物をしたランナーには、「サンタ、俺を引っ張ってくれよー」と話しかけられ、「いやいや、逆でしょ(笑)!」なんてやり取りもあった。

【 ~40km: 45'34、4'33 】
髭はゴムでとめてあるのだが、ゴムの位置がズレてびろーんと垂れ下がってなんとも間抜けな姿になってしまい、急いで直そうとしたら髭を落としてしまった。沿道から「サンタさん、髭、髭落ちたよっ!」と言われ、拾いに戻るという、子供の夢を打ち砕く大失態。疲労困憊だったし、髭を付け直すことはせず、ついでに手袋も外してしばらく持ったまま走った。体力はもう限界に近かった。湘南特有の、ゴール付近を通り過ぎて折り返してくるというランナー泣かせのコース設定。緩やかなアップダウンにもなっていて、本当に苦しい。サブスリーは無理でも、3時間5分は切りたいと思いながら走る。

【 ~ゴール: 10'22 】
とにかくもがく。最後ぐらいは、ちゃんとサンタのフル装備に戻ろうと、髭を付け、グローブもはめた。結果、3時間3分28秒でゴール。地元の?テレビ取材に応じる。


と、こうして、たくさんの声援に支えられ、湘南サンタの戦いは幕を閉じました。サブスリーは逃したものの、少なくともフル装備の部では最速サンタになれ、記録ではない記憶に残るレースになりました。
  
 
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